
M Bizplanner代表のベ・セシルは、2011年に立教大学の観光学科を卒業し、2014年にマレーシアに帰国して以来、通訳者としての活動を行っていました。右の写真は2015年、マレーシア日本大使館が開催したイベントで、広島観光促進代表者の通訳を務めた際のものです。その後、個人として日本アウトバウンド観光のセールスコールや商談の手配を並行して行い、2016年に法人としてM Bizplannerを設立し、マレーシアワンストップサービスを開始しました。業務内容は主に、訪日インバウントの観光促進、マレーシア現地での市場調査、現地出張、通訳者の派遣や翻訳作業などのサポートです。また、2017年には下請けで有名なインフルエンサーを東北地域に派遣し、PR動画撮影を実施しました。その際の業務内容は、ローカルカメラマンやインフルエンサーとのコミュニケーション・サポート、SNS進捗状況のフォローアップ、撮影者のビザ申請、資料の翻訳、ツアーの同行などが含まれています。また、様々な自治体や企業からの依頼により、マレーシア最大の旅行博であるMATTA Fairの通訳またはローカルスタッフの派遣サポートを実施しており、鳥取県、東京、富山などからの案件も担当していました。




2018年には、MATTA Fairを含む複数の旅行博でのスタッフ派遣サポートを行いました。
また、マレーシアで開催された東京セミナーでは旅行会社とメディアの招集をサポートし、その成果として旅行会社24社が出席し、オンラインと新聞で合計11記事が掲載されました。さらに、日系広告代理店の現地マレーシア窓口としても活躍し、広告キャンペーンやビジネス展開の支援を行っています。これらの経験を通じて、観光業界で幅広いサービスを提供し、顧客のニーズに応じた効果的なサポートを実施しています。
2019年の成果を高く評価していただき、2019年も継続して東京でのセミナー業務を受注しました。このセミナーでは、メディアと旅行会社をご招待しました。また、JNTOが開催する観光セミナーにおいて、通訳者9名を派遣しました。さらに、鳥取県高瀬中学校の約30名の学生とマレーシアの中高等学校であるJit Shin中高等学校の約30名の生徒との2日間の学校交流会を、鳥取県池田町で実施しました。これらの経験を通じて、幅広い観光関連業務における豊富な経験と知識を積み重ねてまいりました。
残念ながら、コロナウイルスの影響により、2019年3月18日からマレーシア国内が完全ロックダウンとなりました。このため、イベントや観光業務はすべてキャンセルされました。さらに、2022年までに州ごとに相次いでロックダウンが実施されたことから、その間のマレーシアにおける海外旅行需要は完全に停滞しました。この期間中、弊社は観光業界での豊富な経験を生かし、さまざまな課題に対応するための努力を続けました。具体的には、通訳業務の他に、オンラインでのイベント企画やマーケティング支援、顧客との継続的なコミュニケーション、業務の多様化などに取り組んでまいりました。そして、2020年9月正式に鳥取県のレップ業務を受託いたしました。2023年の現在まで、鳥取県の観光宣伝をマレーシア現地旅行会社に向けて実施しております。コロナ禍で国境がまだ落ち着いてない期間にも関わらず、10社以上新規で鳥取県のツアーを造成することに成功しました。
また、2023年に正式に東北観光推進機構のレップ業務を受託いたしました。



現在も様々な旅行博においてスタッフ派遣業務を毎年継続しています。2023年には東北オンラインセミナーを開催し、目標10社に対して16社が参加し、1時間のセミナーを実施しました。さらに、毎年のMATTA Fairでは、会場で日本ツアーを扱っている現地の旅行会社に対して観光営業を行っており、各県からの代表と一緒に10社以上を歩き回って挨拶をしています。観光業界における幅広い業務に精通しており、クライアントのニーズに適切に対応する能力を磨いてまいりました。










マレーシアにおける鳥取県の観光誘客支援業務内容
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マレーシア全土の旅行代理店に、毎月鳥取県のニュースレターをメールで配信します。
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各ニュースレターに魅力的なコンテンツを添付し、高い関与を確保します。
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鳥取県 輝く鳥取創造本部 観光交流局 国際観光課とマレーシアの旅行代理店との間で円滑なコミュニケーションを図る、鳥取の公式地方代表を務めます。
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鳥取県の魅力を紹介するため、積極的に新規な旅行代理店を探して訪問します。
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主要な旅行代理店と強固な関係を築き、鳥取県に関する問い合わせに対する信頼できるアドバイザーとしての立場を確立しております。
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鳥取県の補助金申請プロセスを旅行代理店がスムーズに進められるように支援しております。
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地元市場の理解を深め、旅行代理店との効果的なコミュニケーションを通じて、情報ニーズの対応やツアー計画の支援、イベントの調整、製品のブリーフィングを実施しております。地元代理店に寄り添い継続的なサポートを提供し、鳥取県との密接な関係を築きます。
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鳥取県 輝く鳥取創造本部 観光交流局 国際観光課を代表するマレーシアにおける主要な連絡窓口として活動しております。
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毎年、マレーシアの旅行関係者を招待してFam Tripを実施します。
実績
ニュースレターについて
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毎月、135社の旅行会社と279件のコンタクト(メールアドレス)にニュースレターを送信していました。
鳥取県行きの商品開発・補助金サポートについて
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2024年度に鳥取県を初めて企画してくれた旅行会社は5社ありました。
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旅行会社と共に日程を作成し、それをランドオペレーターに送付した後、さらに改良を重ね、自社の予算内で魅力的なツアーを提案できるようサポートしています。マレーシア最大のシリーズツアー卸売会社も、初めて鳥取県を含む日程を作成し、2024年9月の旅行博で販売デビューを果たしました。
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旅行会社と協力して、鳥取県のリブランディングを進めています。鳥取砂丘だけでなく、県内には多彩なグルメが楽しめること、さらには一泊では十分に楽しみきれない魅力があることをアピールしています。また、各旅行会社が新たに独自の商品を開発することができました。
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商品販売の前に、ある大手の旅行会社のオンラインセミナーを実施し、鳥取県の魅力についてプレゼンテーションを行いました。セミナーには87社が参加しました。また、大手の旅行会社が主催する旅行博に参加し、勤務中の司会者(EMCEE)に商品の説明を行い、Facebookライブで効果的に紹介してもらうよう進めております。
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商品販売の前に、ある旅行会社のスタッフ全員を対象に、鳥取県の説明会を2024年4月と6月の計2回実施しました。
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旅行会社の補助金申請をサポートした結果、旅行博のために毎年申請する旅行会社が増加しています。いつもシリーズツアーしかありませんでしたが、2024年10月に初めて鳥取県行きのインセンティブツアーを実施しました。
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MATTAでのPR活動に対する補助金申請をサポートし、当日はMATTA会場を回り、申請を行った各社の様子を確認しました。その後、補助金の結果に関する報告書を作成・提出しました。
セールコールの行い・窓口の役割について
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毎月、旅行会社を5社訪問し、1年間で合計60社を訪問しました。
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鳥取県の窓口としての役割を果たし、日本のランドオペレーターやマレーシアのオペレーター、さらにJNTOからの問い合わせにもすべて対応しました。
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旅行会社の担当者と直接コミュニケーションを取ることができ、伝えたいことを迅速に伝えられたため、効率が良くて一緒に仕事しやすいというコメントが多く寄せられました。
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旅行会社からの要望やコメント、抱えている課題をより明確に把握し、報告しました。
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毎月の連絡を通じて、旅行会社の担当者が鳥取県のことをしっかりと覚えてくれるようになりました。
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MATTA旅行博では、15社以上の旅行会社を訪問して挨拶を交わしてレポートを提出しました。
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来年度の展開について企画を立案し、旅行会社の担当者と共に検討しました。
Fam Tripについて
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2023年11月には、6社の有力な旅行会社を招待し、4日3泊のファームトリップを実施しました。旅行会社の選定から日程の企画、訪問の同行、訪問後のフォローアップまで、A to Zで対応しました。
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2024年5月には、マレーシアの有名な若手旅行会社とマレーシアNo.1のアナウンサーを招き、ファームトリップを実施しました。旅行会社との日程の調整・企画、訪問の同行、訪問後のフォローアップまで、A to Zで対応しました。
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2024年5月、旅行専門のKOLを招待し、ファームトリップの日程を企画し、補助金の申請をサポートしました。また、帰国後にはSNSマーケティングも実施しました。
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2024年11月には、マレーシアの有名な若手旅行会社の大使であるマレーシアNo.1およびNo.2のアナウンサーを招いてファームトリップの企画とコーディネートを行いました。
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2025年1月には、マレーシアの有名な若手旅行会社を通して、マレーシアの有名なラジオアナウンサー(2名)を招き、ファームトリップの企画とコーディネートを行いました。
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2025年3月には、マレーシアの有名な若手旅行会社と、マレーシアで最もキャリアが長く信頼されているアナウンサーを招き、ファムトリップを実施しました。旅行会社との日程調整・企画、訪問時の同行、訪問後のフォローアップまで、一貫して対応しました。






