【2024年最新】東南アジアからの訪日旅行市場分析|マレーシアの急成長に注目!
- cecil4885
- 3月4日
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東南アジアの訪日宿泊者数分析(2015年~2024年)
日本の観光市場において、東南アジアからの宿泊者数は年々増加しています。本記事では、2015年(平成27年)から2024年(令和6年)までのデータを基に、最も宿泊者数が多い国、今後の成長が期待される国、そして全体的なトレンドを分析します。
1. 東南アジアで宿泊者数が最も多い国
2024年(令和6年)のデータによると、**シンガポール(4,093,810人)が最も多く、次いでタイ(3,784,160人)**が続いています。2015年(平成27年)からのデータを見ても、シンガポールとタイは常に上位を維持しており、日本への観光市場において安定した人気を誇っています。
2. 今後のポテンシャルが高い国
東南アジアの中で特に成長が著しいのはフィリピンです。2015年(592,750人)から2024年(1,910,990人)まで、3倍以上に増加しており、大きな成長を見せています。
一方で、ベトナムは2019年(769,290人)をピークに、2024年(703,070人)でやや減少傾向にあることがわかります。
特にマレーシアは今後の成長が非常に期待される市場です。地理的な近さや親日的な文化、訪日旅行の人気の高まりを背景に、さらなる宿泊者数の増加が見込まれます。今後のプロモーション戦略次第では、シンガポールやタイに匹敵する観光市場となる可能性を秘めています。
3. 2015年~2024年の傾向
2015年~2019年:右肩上がりの成長
2015年から2019年にかけて、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フィリピンのすべての国で宿泊者数が増加しました。特に2019年(令和元年)は東南アジア合計の宿泊者数が過去最高レベルに達しました。
2020年~2022年:コロナ禍による大幅減少
2020年から2022年(令和2年~4年)は、コロナウイルスの影響で訪日観光客が激減しました。2021年(令和3年)には宿泊者数が過去最低を記録し、シンガポールは25,640人、タイは45,950人と、大幅な落ち込みを見せました。
2023年~2024年:急速な回復
2023年(令和5年)以降、日本の観光市場は急速に回復し、2024年(令和6年)には2019年の水準を超える宿泊者数を記録しました。特にシンガポールとタイは2024年に過去最高の宿泊者数を更新し、コロナ前以上の盛り上がりを見せています。
結論
安定したトップ層 → シンガポール・タイ
今後の成長が期待できる国 → フィリピン(特に大きく伸びている)、マレーシア・インドネシアも注目
特にマレーシアは、訪日観光市場の次なる成長エンジンとなる可能性が高い。今後のプロモーション次第で、トップ層のシンガポールとタイに食い込む可能性がある。
コロナの影響から回復し、2024年には過去最高の水準に到達
今後、日本の観光業界が東南アジア市場をさらに拡大するためには、これらのトレンドを活かし、国ごとの特性に合わせたプロモーションが重要となるでしょう。
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