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マレーシアにおける鳥取観光の拡大

数年前から、私は鳥取県観光連盟の皆さまの通訳を担当してまいりました。旅行会社との商談の場では、担当者が毎回「助成金制度」について説明していました。しかし、毎年大手旅行会社2社が鳥取に観光客を送っていたにもかかわらず、長い間、実際に申請する会社は一社もありませんでした。数年間にわたりマレーシアにおける鳥取観光の拡大や商品造成には結びつきませんでした。


コロナ禍を経て、鳥取から「マレーシアでの窓口をお願いできないか」「これまで何年もPRを続けてきたので、コロナで忘れられたくない」とお声がけいただき、私の本格的な鳥取との関わりが始まりました。マレーシア市場は決して大きくはありませんが、鳥取県海外促進部の皆さまがそのように思ってくださったことを、大変嬉しく感じております。


初めて鳥取を訪れ、主要な観光スポットを自分の目で見て回りました。その後マレーシアに戻り、毎月3社、年間36社の旅行会社を訪問する活動を始めました。最初はとても厳しかったです。36社のうち、鳥取を知っていたのはたった2社。残りの34社はこう言いました。

―「誰も鳥取なんて知らない」

―「行く理由がない」

―「問い合わせがないのに新しい行程を作る理由がない」


1年間努力しても結果はゼロ。本当に落ち込みました。。😢


翌年、私は6社の旅行会社を鳥取に招き、視察旅行を実施しました。参加者の意見を集めて分析し、アプローチ方法を改善したことで、少しずつ状況が変わり始めました。最もありがたく感じているのは、鳥取県観光連盟が常に全力でサポートしてくださっていることです。

視察旅行を通じて、旅行会社の皆さんは鳥取について理解を深めるようになりました。一方で、私自身の知識はまだ表面的なもので、レップとして十分とは言えませんでした。そこで、鳥取県観光関係者の方々が訪問してくださるたびに、関連することも直接関係のないことも、とにかく数多く質問しました。情報を一つひとつつなぎ合わせ、鳥取の全体像を描くためです。そうして何度も対話を重ねるうちに、ようやくマレーシア市場に響くポイントを見つけることができました。


鳥取がマレーシアで人気を高めた理由

  1. マレーシア人に伝わる「ストーリー」を持てたこと-> 単なる観光情報ではなく、心に響く背景や物語を伝えることで、より強い関心を持ってもらうことができました。

  2. 旅行会社からの質問に即答できること-> 的確かつ迅速に対応することで、信頼感が高まりました。

  3. 柔軟なサポート体制-> 助成金の申請をサポートし、フォローアップまで行い、必ず受け取れるように支援。また、「迷わず即行動」をモットーに、旅行会社の安心感につなげました。


2023年には鳥取ツアーを販売していたのは2社だけでしたが、2025年9月には少なくとも10社が販売するようになりました。

2025年8月には、9月のMATTA FAIRに向けて5回の「鳥取商品説明会」を実施しました。営業スタッフが自信を持って鳥取を売れるようにサポートしました。これはとても大切なことです。1回の説明会で終わらせてはいけません。私は同じ旅行会社に対しても3回説明会を行い、記憶をリフレッシュし、最新情報を共有し、過去に顧客から出た質問にも答えました。商品研修は「一度きり」ではなく、継続することで本当の知識として定着していきます。


最後に


鳥取との歩みを通して学んだのは、プロモーションは一度きりの取り組みではなく、継続性と積み重ねが大切だということです。そして何より大切なのは、窓口の担当がその地域を深く理解し、ただ「問い合わせがあったら伝える」存在ではなくなることです。


窓口の担当者をチームの一員として信頼し、任せ、共に成長していくことが、成功への鍵だと思います。


こちらは、2025年8月に行った商品研修会の様子です。

2020年から鳥取商品の造成は進められてきましたが、なかなか送客にはつながりませんでした。
そこで今回は、販売スタッフに向けて鳥取商品の説明会をしっかりと開催いたしました。
2020年から鳥取商品の造成は進められてきましたが、なかなか送客にはつながりませんでした。そこで今回は、販売スタッフに向けて鳥取商品の説明会をしっかりと開催いたしました。
初めて鳥取商品の造成が行われたため、鳥取と日程についての説明会を開催しました。
初めて鳥取商品の造成が行われたため、鳥取と日程についての説明会を開催しました。
これで3回目の鳥取説明会となります。
これで3回目の鳥取説明会となります。
初めて鳥取商品の造成が行われたため、日本専門のスタッフに鳥取と日程についての説明会を開催しました。
初めて鳥取商品の造成が行われたため、日本専門のスタッフに鳥取と日程についての説明会を開催しました。
初めて鳥取商品の造成が行われたことを受け、日本専門スタッフを対象に、鳥取および日程に関する説明会を開催しました。当日は、4つの支店から総計35名のスタッフが参加しました。
初めて鳥取商品の造成が行われたことを受け、日本専門スタッフを対象に、鳥取および日程に関する説明会を開催しました。当日は、4つの支店から総計35名のスタッフが参加しました。

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